カルデロンさん一家、長女・のり子さんだけ日本残留・・・

2009年3月14日(金)のニュースから。

不法入国で強制退去処分が確定した埼玉県蕨市のフィリピン人、カルデロン・アラン・クルズさん(36)一家3人が日本にとどまることを求めていた問題で、法務省東京入国管理局は13日、中学1年の長女のり子さん(13)にだけ在留特別許可を出す方針を伝えた。


両親のみが強制送還になることについての是非は、新聞でちょっと記事を読んだだけの私には判断できません。

ただ、娘さんは日本語しか話せないそうで・・・。ということは、親御さんたちは自分達の母語を子どもに教えず、日本語だけで子育てをしてきたということなのだと思います。

どういう考えで、そしてどういう経緯でそうなったのかはわかりませんが、やはりそれは、悲しいことなのではないでしょうか。

人が自身の心を正確に言い表せるのは、大多数の人にとって、母語しかないはずです。外国語では無理。そうすると、このカルデロンさん親子は言葉による心の交流ができなかったのではないか・・・。そう感じてしまうのです。

私達、国際結婚家族にも、考えさせられる問題ですね。


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