バイリンガルとは
バイリンガルとは言うまでもなく、2ヶ国語を母語とする人のことです。
が、あまり知られていないのは、話す・聞く・読む・書くの4技能全てにおいて、母国語としてのレベルを保っている「真性のバイリンガル」(言語学では"二重バイリンガル"と言います)は、極めて少ないという事実です。
ほとんどの場合、4技能のうちのどれか、まあ大抵は読み書きの能力が、母語に比べて劣ります(言語学で"偏重バイリンガル"と呼びます)。あるいは、両言語の能力の差はないが、いずれも母語話者の能力には及ばない、という場合もあります(平衡バイリンガル)。
バイリンガルと呼ばれる人のほとんどが、ほぼこの偏重・平衡バイリンガルの範疇に入ると言われています。
ですから、家庭でバイリンガル教育をしていこうと考えている場合、4技能全てを母国語にしようと考えるのは、子どもにとって負担が大きすぎると言えます。思考の核となる、第一母語をどちらにするか。そのことを、よく考えてあげてください。でないと、どちらの言葉も中途半端、ということになってしまいかねません。
お子さんが健やかに、父親・母親両方の言語を使えるようになるために、親御さんもいろいろと心を砕いてあげたいですね。
が、あまり知られていないのは、話す・聞く・読む・書くの4技能全てにおいて、母国語としてのレベルを保っている「真性のバイリンガル」(言語学では"二重バイリンガル"と言います)は、極めて少ないという事実です。
ほとんどの場合、4技能のうちのどれか、まあ大抵は読み書きの能力が、母語に比べて劣ります(言語学で"偏重バイリンガル"と呼びます)。あるいは、両言語の能力の差はないが、いずれも母語話者の能力には及ばない、という場合もあります(平衡バイリンガル)。
バイリンガルと呼ばれる人のほとんどが、ほぼこの偏重・平衡バイリンガルの範疇に入ると言われています。
ですから、家庭でバイリンガル教育をしていこうと考えている場合、4技能全てを母国語にしようと考えるのは、子どもにとって負担が大きすぎると言えます。思考の核となる、第一母語をどちらにするか。そのことを、よく考えてあげてください。でないと、どちらの言葉も中途半端、ということになってしまいかねません。
お子さんが健やかに、父親・母親両方の言語を使えるようになるために、親御さんもいろいろと心を砕いてあげたいですね。
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